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筋膜リリースローラー(筋膜ローラー)は痛い!効果がない!?

更新日:8月17日

筋膜ローラーは主に肩こりや腰痛軽減、ダイエット、ジム等のストレッチの際に使用されています。


フォームローラー 筋膜リリースローラー 筋膜ローラー

ですが

・購入したもののあまり使っていない

・使った翌日痛みが生じた(内出血やあざだらけになった)

・効果的な使い方がわからない


お客様からそういったご意見をいただくことがあります。実際はどうなのか気になる点を検証します。





筋膜ローラー(フォームローラー)、これでは身体を痛めます!

ネットを見ると次のような使用方法が推奨されているようです。


① 痛みのある部分に筋膜ローラーを押し当て全体重をかける

② 筋膜ローラーを痛みの部分に1か所10秒以上全体重をかける

③ 全体重をかけながらゴリゴリする


結果からいうと、この使用方法では必ず痛みが生じ、効果がでないどころか体を痛める可能性があります。



筋膜ローラーは癒着したところには意味がない?!

「癒着」とは、リンパ液や血液、老廃物の循環を阻害した皮膚下の状態。言い換えると、癒着した部分は流れを止めている部分になります。


例えるなら、ビニール袋に入れた粘土の塊。

それを平らに伸ばしたものをイメージしてみましょう。平らにした粘土の一部分をこぶしで力いっぱい押すと、そこ部分がへこみビニール同士がくっついたような状態になります。癒着している状況はこれと似ています。

筋膜ローラー 効果 筋膜リリース 痛い 内出血

そこに筋膜ローラーを押し当てても、痛みを生じることはあっても和らげる効果は期待できません。


アプローチすべきは、画像の「筋膜ローラーで狙うのはココ」の部分になります。

先程のビニール袋に入った粘土の例であれば、高低差をなくすには、粘土の引っ込んでいる部分の回りを「めん棒」で伸ばすと平らになります。それと同じことを筋膜ローラーでおこなうことで、癒着部分にアプローチすることができます。


筋膜リリースローラー フォームローラー 筋膜ローラー 筋膜リリース 筋肉

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脳の仕組みに騙されないようにしよう!

やっかいなのは、脳は自分の痛みがあるところに自分好みの刺激が入ることで快楽物質(ドーパミン)がでやすくなること。そのため、一時的に「効いた」感覚に陥りやすくなります。わかりやすくいうと「イタ気持ちいい!」。筋肉に対しての過剰な刺激が、その時の個人の好みの圧だった場合は注意が必要です。


肩こりや首こり、腰痛の痛みなどがでた時、揉んだり圧を加えたりすると筋繊維を断裂し一時的には柔らかくなります。そして脳は強い刺激を入れたことで脳内麻薬といった物質が働き、痛みの伝達を邪魔し痛みを感じなくさせているのです。ですが時間経過とともに痛みは再発し(揉み返し)、コリを感じるようになります。


慢性的な痛みがある状態だと、脳内麻薬は少ないながらも出続けている状態なため、感覚は鈍くなっています。なので、今までよりも強い力を加えないと効いた感覚は薄くなります。強揉みが好きな方はそれを繰り返していることが多く、ご自身で考えているより痛みを感じにくくなっています。


「押しつける」ではなく「スライドさせる」

「痛い時はたくさん負荷をかけると効く」「負荷をかけるとダイエットに良い」と負荷をかけすぎるセルフケアが横行しています。適度な圧を加えることは効果的だったりしますが、全体重をかけるなど負荷をかけすぎたセルフケアをした場合、揉み返しやむくみ、筋肉が硬くなるなど、逆効果になってしまいます。


なぜなら、全体重をかける、押しつけるというやり方は筋膜よりも「筋肉」にダメージを与えてしまうからです。筋肉は強い刺激を入れると一時的には柔らかくなりますが、その後時間が経ってくると徐々に硬くなります。だからこそ、できるだけ筋肉のダメージを軽減し、筋膜に効果的にアプローチすることが望ましいのです。


効果的な使い方としては、少しだけ圧をかけながらゆっくり「スライド」させ痛みの強い場所に当たったら20秒ほど固定するという方法。あくまで一部位、一回。何度もおこなうとやりすぎになり、痛みを生じます。


万が一、事故が起こっても自己責任です!

ただし背中や肋骨など、筋肉が薄く、骨が当たる場所に使用するのは大変危険なのでやめましょう。痛みが出るというレベルではなく、使用法を少しでも間違うと骨折や神経損傷の可能性があります。「YouTubeやネットで良いと言っていた」としても、万が一事故が起こった場合は自己責任になるのです。


情報を鵜呑みにするのではなく、十分精査した上でおこないましょう。



●まとめ

筋膜リリースローラー(筋膜ローラー)は痛い!効果がない!?ということに関して、効果を感じるか否かは使用者の使い方に寄るところが大きいグッズになります。


全体重をかけたり押しつけたりする強すぎる圧は、筋肉にアプローチするため筋繊維を損傷させ硬い筋肉になりやすく、揉み返しやむくみやコリを増幅します。


ダイエットや筋肉をやわらかくする目的で使用を考えているなら、「押しつける」から「スライドする」を意識し、痛みを我慢するレベルでの使用は絶対に避けましょう。


一部位、一回。少しだけ圧をかけながらゆっくり「スライド」させ痛みの強い場所に当たったら20秒ほど固定すると効果的です。


 






筋膜リリースローラー(筋膜ローラー)は痛い!効果がない!?

 

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